国鉄時代、JR札沼線の当別以北では、1本の列車の乗客が数人しかいないのに、列車は2〜3両編成だった。なぜかというとこのあたりは道内でも屈指の豪雪地帯で、冬は1両単行では重量とパワーが足りなくて雪をかきわけて進めないからだった。民営化以降は、通常220馬力のところを450馬力にハイパワー改造したキハ40型気動車が単行ワンマンで走っている。ハイパワー化以外にもいろいろ工夫を重ねてきたのだろう。
来年度内の実用化を目指してJR北海道が実験しているDMVは、マイクロバスを改造してレールと道路の両方を走れるようにするのりもの。いかんせんベースがマイクロバスだから、重量は6〜7トン程度しかなく、40トン程度あるキハ40型気動車に比べれば6分の1〜7分の1程度しかない。これを先日月形あたりに持ち込んだら、17cm程度積もっていた雪に車輪が乗り上げてしまって脱線したらしい。ダメじゃん。
脱線の衝撃で油圧系統を壊してしまって復旧に手間取り、実験は深夜に行っていたのだけれど翌朝からの定期列車7本を運休させてしまったそうな。ダメダメじゃん。
朝日の道内版の記事では、鉄道事業本部の技術開発部長が、やっぱ重量が軽すぎるのが問題なのだけれど、重量を増したらタイヤにも負担がかかるし定員が減るのでそういうわけにもいかない、といってるようだ。つーか、道路も走るのだから、どんなに増量しても総重量20トン(条件付き特車でも25トン)以内におさめなくちゃいけないし、ベースが総重量8トンを前提につくられているマイクロバスなので、20トンにしちゃったら車体も耐えられない。いずれにしてもがんばって20トンまで増量してもキハ40の半分にしかならないし。
しかし、雪寒技術をさんざん蓄えてきたはずのJR北海道だから、じゅうじゅうわかってたことだとは思うんだけど。
キター。マグニチュード7.1。津波付き。やっぱり来た。凄い。