おかみの提案で昨夏の台風18号で流された積丹半島の大森大橋が仮復旧したのを見に行く。
古平積丹側から反時計回りに。古平から先は1年ぶり以上か。わずかの間にどんどん新しいトンネルが供用開始している。今もなおいくつかのトンネルを鋭意制作中。奇石が散在する断崖絶壁の険しい海岸線狭いトンネルと覆道で抜けて行くかつて(といってもほんの10年前)の趣はもはや完全に失われた。豊浜トンネル崩落で圧死したバス乗客乗員とハイラックスサーフ1台のあわせて20人の人柱により短期間にここまで安全快適に、劇的に生まれ変わった229号だが、20人はあの世でどのようにこの新しいトンネル群を見ているだろうか。
大森大橋はグレーチングのような路面を持つトラス支持の鉄橋だった。あくまでこれは仮復旧であって、北大の佐伯先生を委員長とする復旧検討委員会では本復旧は山側トンネルルート案が妥当という結論を出した。むこう2年くらいで山側にトンネルをぶち抜き、この仮橋がある海岸線も閉鎖されることになる。ただでさえ既に長大トンネルだらけなのに、また長大トンネルが増えることになった。もうまるでシーサイドラインではなくなってきた。この地を10年以上訪れていない人が再びやってきたら、その変貌ぶりにきっと驚くだろう。